「全然大丈夫だよ!」



「うん、そうだよ。私たちがちょっと早く来ちゃっただけだしね」



 そう言うと2人は安心したように笑ってくれた。



「いや~、ホントごめんね? こいつがちんたらしてたからさ」



「はぁ? それはナオだろ?」



 直哉くんが理由を言ってくれたけど、その内容が違うらしくて涼太くんが微妙にキレ始めた。



「ナオが楽しみすぎて寝れなくて寝坊したんだってさ」



 「子どもだよね」って笑いながら言う涼太くんに顔を真っ赤にしてるから本当なんだろう。