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「あっ、涼太くん!!」



 心音ちゃんの家が見えてきたくらいに、心音ちゃんがこっちに手を振ってるのが見えた。



 そんな何気ない姿も可愛く見えるのはすごいことだなぁ……。





「心音ちゃん、お待たせ。もしかしてずっと外にいたの?」



「ずっと……っていうか、ついさっきだよ。もう少しで4時たなぁって思って待ってたの」



「中で待ってたらよかったのに」



「ううんっ。だってこっちの方が涼太くんに早く会えるでしょ?///」



 顔を赤くしながら言う心音ちゃん。