「もぉ、早く吐いて!!」



 けっきょく私は美南にさっきのことを言わされた。



 言ってる間に「キャ~♡」とか「羨ましい」とか言ってる美南に呆れながらね……。




「……ってことで、このあと会うことになったの……」



 言い終わるとやっともうすぐで家に着くところだった。



 私たちの家はわりと学校から近いからすぐに着くはずなんだけど美南に事情聴取されたからいつもより遅くなってる。



「いいなぁー、本当~。ってか涼太くん格好良すぎー♡」



「いいなぁって、美南モテるんだから早く彼氏作ればいいじゃん」



「心音だって最近までいなかったくせに~! いい人がいないのよね……」