そんな可愛い心音ちゃんを俺はまたギュッと抱きしめた。



 今度は心音ちゃんも抱きしめ返してくれた。




 そして少したって離すと真っ赤な顔をして俯いている心音ちゃん。



「心音ちゃん」



 呼んでも下を向いたままで……。



 思わず笑みがこぼれる。






 ……と、いうことで。



 今日から俺たちの秘密な恋がスタートしました。