「心音ちゃん、また明日ね!」



「うん、また明日♪ おやすみ」



 瑞那ちゃんと軽くあいさつを交わしてからマネージャーさんの元に急ぐ。




「あっ、心音! こっち!」



 近くまで行くとマネージャーの大田紗希[オオタサキ]さんが私に手を振った。



 まだ若いのにしっかりしてて、何でも完璧にこなす、私のマネさん。



「紗希さ~ん、疲れました~」



 私は車に乗り込むとすぐにバタリといすに倒れ込んだ。



「お疲れ、心音。でも明日で終わりじゃん。……まあ、モデルの仕事もあるけどね」



「……頑張ります……」




 車に揺られながら色々考えてた。