いよいよその日がやって来た。朝のSTで教室に先生と一緒に桜子さんが入ってきた。「今日からこのクラスで過ごすことになった川上桜子だ。」「今日からこのクラスでお世話になる川上桜子です。これからもよろしくお願いします。」「じゃあ、席は翔の隣だ。翔、教科書見せてやれよ!」翔はめんどくさそうに了解した。「久しぶりだね、翔。」「やっぱり桜子だったか。」凄く笑顔で二人が話しているのを見て切なくなった。