* * * * * 「……ん。」 夕食を終えて、聡の肩にもたれながらテレビを見ていた。不意に顔が近付いた次の瞬間、私の頭の中は聡でいっぱいになる。 鎖骨に置かれた手が、そっと私の肌を撫でる。毎回だ、とは思うけれど、断れない。 「ベッド行こうか。」 促されてベッドに上がり、自分で服を脱いだ。 座ったままワンピースを足から引き抜こうとした時、上半身だけ裸になった聡が私を押し倒した。