あたしは、ある日遅刻して、走っていた。

「まっ……まってぇ!はぁ……はぁ!」


「おい。新任式始まってんぞ。お前怒られんぞ。」


………………?………………。誰?この人。先生かな?

まぁいいや。

スタスタと教室に向かった。

新任式?
そんなんあったっけ?


そう思って教室で戻ってくるのを待っていると、ミンナが戻ってきた。

『ねぇ!みた!新しい先生と同い年の、ちょぉかっこいい・『『誠野 巧実くん!』』

誠野巧実?

聞いたことある……………。

すると先生が入ってきた。

「転校生を紹介する!
来い。誠野。」
ガラッ。

入ってきたと同時に女子の雄叫びが。

「「「「「「「「「「「きゃ―――――――――――!!!!」」」」」」」」」
男子たちは呆れている。

誠野は自己紹介し始めた。


「誠野巧実です。東京から引っ越してきました。よろしくお願いします。」



こいつは、ちょぉかっこいい?ってことでもない。

知ってる奴だよ。絶対。