それから麻美と辰哉は時間を見つけては遊んでいるらしい。

私は麻美には裕也の事は忘れて辰哉と付き合えればいいなと思っていた。



そんなある日麻美から辰哉と麻美と私の3人で遊ばないかと誘われた。

「今日も辰哉が学校終わったら迎えにくるんだけどリコも一緒に遊ばない?」

「3人で?別にいいけどあたしがいたらお邪魔じゃない?(笑)」

「そんなことないよ。むしろあたし的にきてほしいんだ。」

「えっ?なんで?なんかあった?」

「うん…きのう裕也から電話きてヨリ戻したいって言われたんだよね、一時期辰哉もいいなって思ってたのにやっぱ裕也の事ふっきれなくてさぁ」

「そうなんだ。辰哉はそのこと知ってるの?」

「ううん、まだいってないんだ。それに辰哉から冗談まじりで付き合ってなんていわれちゃってさらに言いにくくて…」

「そうなんだ。でもちゃんといえば辰哉もわかってくれるよ!隠してる方が傷つけるよ?」

「だよね…近いうち言うことにするよ。だから今日は3人で遊ぼう?」

「わかった。麻美が後悔しないようにね」

「うん!」


裕也とは麻美が中学から2年ほど付き合っていた同じ年の元彼氏。高校が別々になりすれ違いが多くなって2ヶ月前に別れた。でも麻美はまだ裕也の事を引きずっていて忘れられないでいた。



授業も終わり麻美と校門へ向かう。校門から少しは離れた場所に辰哉の車が停まっていた。

車の方へ歩いていると車からでてきた辰哉は今日はホストのスーツではなかった。ダボダボのジーパンにTシャツのラフな格好て見た目はサーフ系という感じで始めてあったときの印象とは大分違う。

「久しぶり、リコちゃん」
「久しぶり。」

「乗りなよ。早くいこうぜ」

「うん。」


3人で辰也の車に乗り込んだ。
辰也の車の中はトランスのCDが流れていてほのかにココナッツの香りがする。