(side 美梨)

ん、んんっ

目を開けると白い天井。

部屋は白いベッドに機械が隣に1つ

あって、緑色のカーテンが揺れてい

た。

ここ…ど、こ?

私……どうしたの?

バンッ

「美梨!?」

へ?誰この人。

美梨って……誰?

「美梨、美梨大丈夫か?」

この男の人は紛れもなく私に喋りかけ

ている。

私は……私は………誰?

名前なんだったっけ?

へ?怖い、怖いよぉ。

なんか怖い。

「美梨?」

だから、美梨って?

「あの、誰ですか?

美梨って誰ですか?あなたも誰?」

男の人はとても驚いている様子。

男の人は次第に目にうっすらと涙を

浮かべ部屋をでていった。

私は再びここで意識を手放した。