日も陰り始めた頃。 正面から鼻をすする音と同時に玲唯の声が秀勝の耳に届いた。 「ゆぅ…、くすん。」 秀勝は目を丸くした。 慌てて玲唯の横に座る秀勝。 「先輩!玲唯先輩!」 玲唯の目元は涙で濡れていた。 「玲唯先輩、どうかしたんですか?」 玲唯の手が震えている手を秀勝はたまらず握った。