「あ、ごめん。 で、先輩、どうしたんですか?」 鷹弥は玲唯に視線を向ける。 「今日の練習のことでね、」 玲唯がそう言ったところで、秀勝は思い出す。 ―――鷹弥、オーケストラ部だ。 「先生の合奏の前に私の合奏入れたいんだけど。」 「いいですよ。うーん昨日の感じからいくと45分くらいですかね?」 「流石たかやん。時間までぴったり。 それでよろしく。連絡も頼んだよ。じゃあ。」 玲唯はそう告げると手にしている電子辞書を振りながら2人の元から去っていった。