素直な気持ち~好きになってもいいですか?~

海の家は、やっぱり人が多く、すごく賑やかだった。


私達はとりあえず席を探す。


「俺と陸で買いに行くから、胡桃達は席を取っておいて。三人とも何でもいい?」


「うん、いいよー」


私達は三人声を合わせて返事をする。


「お前ら、声揃いすぎ」


五十嵐くんと水沢くんは、笑いながらお昼ご飯を買いに行ってくれた。


私達は六人掛けテーブルを見つけ、そこに座り、喋りながら水沢くんと五十嵐くんが戻って来るのを待っていると……