素直な気持ち~好きになってもいいですか?~

「ねぇー!お腹空いたから、ご飯、食べに行こうよ」


繭花は胡桃達に声を掛ける。


「えぇっ!?私達、泳いでないよ」

「先に食って、後から泳ぎに行こう。次はコイツらに留守番させてさ」


五十嵐くんは拗ねている胡桃の頭を撫でながら、なだめていた。


なんかいいなぁ。


胡桃と五十嵐くんの姿を見て、素直に羨ましく思っていた――…