「そうみたい。私もみんなで遊ぶのは楽しいけどさ。いつになっても慣れない胡桃を見てると、五十嵐にちょっと同情するよ」


繭花と水沢くんは、二人して苦笑いになりながら、そんな会話をしていた。


私達は海でプカプカと浮いた後、足が着く所まで移動し、ビーチボールで遊んだ。


ひとしきり遊んだ後。


「ねぇ、お腹空かない?戻って、何か食べようよ」


繭花の提案に


「そうだな。それじゃ戻るか」


水沢くんがそう言い、私達は胡桃達のいる所へ戻る事にした。