素直な気持ち~好きになってもいいですか?~

水着を買いに行った、数日後――…


朝、私達は寮を出て、待ち合わせ場所である駅前に向かった。


駅前に着くと、水沢くんと五十嵐くんはもう着いていた。


そして、私達は電車に乗って海まで向かった。


夏休みというのもあり、電車は少し混んでいる。


だから、私達三人が座って、水沢くんと五十嵐くんは私達の目の前に立っている。


みんなでたわいのない話をしていると、


「晴れてよかったね」


水沢くんが笑顔で話し掛けてくれた。


みんなで勉強して以来、私は水沢くんと五十嵐くんとは大分、話せるようになってきた。


みんなで話していたら、いつの間にか目的地の駅に着いていた。