「み、水沢くん……。あのね?何か、『放課後に少しだけ時間ほしい』って言われて……。放課後は勉強会があるから無理って断ったんだけど。だけど、『放課後、迎えに来る』って言われて……。今日の勉強会どうしよう?」


私は話しながら、何が言いたいのかわからなくなってきた。


「若菜、また告白ー?」


水沢くんと話していると、いつも間にかニヤニヤしている繭花と胡桃が私の後ろに居た。


えっ?

こ、告白!?


「違うって。だって私、何も言われてないよ?それに、私なんかに告白する人なんていないって」


繭花や胡桃みたいに可愛くないから、私なんかに告白する人はいないよ。