ある日、私はいつものように保健室に居た。


そして、放課後。


繭花と胡桃が迎えに来てくれた。


寮に帰り、いつものように三人で私の部屋に居る。


「若菜……。今日、水沢と話したよ」


繭花は急に話し出す。


いきなり水沢くんの名前が出て、戸惑っていると


「若菜はさ、今、水沢の事、どう思ってる?」

「私……、遊ばれてたのかな……?」


そう言うと、私と繭花の話を黙って聞いている胡桃は何か言いたげな表情になる。