素直な気持ち~好きになってもいいですか?~

そして、放課後。


若菜ちゃんは橘と一緒に帰るようになっていた。


やっぱり、若菜ちゃんと橘は付き合っているのか?

俺、遊ばれたのか?


そんな疑問が俺の頭を占領していった。


“女なんて信じられない”そう思うけど、だけど、いつも保健室に行く若菜ちゃんが心配。


俺は自分の気持ちが、ますますわからなくなっていた。


若菜ちゃんが保健室で過ごすようになってから、数日が経った――…