素直な気持ち~好きになってもいいですか?~

なんだよ……

つーか、今の俺と若菜ちゃんの関係って何なんだろう……?


「なにぃー?あの子、こわーい。っていうか、何で睨まれなきゃいけないのよ」


亜希は俺に腕に絡み付いたまま、ムッとしている。


「あっ!もしかして、今睨んでた子、陸の彼女?まだ別れてないの?」

「あの子は彼女じゃねぇよ。つーか、俺が彼女と別れたとしても、亜希には関係ないだろ」


って、俺が今の若菜ちゃんとの関係を知りたいくらいだけど。


「関係あるもん。私、陸の事が好きだから」


そう言って、亜希は上目遣いで俺を見る。


はぁ……


心の中で、俺はため息を吐く。


俺だって、そこまでバカじゃない。


だから、さすがに気付いている。