素直な気持ち~好きになってもいいですか?~

「ねっ、そんな事より、いつからやる?」


俺は話を戻して、繭花ちゃんに聞く。


「今日からはどう?あっ、でも、場所どうしよう」

「図書室だと、周りがうるさいだろうからなぁー」


自分で言うのもなんだけど、俺と渉が居る所には女の子が沢山集まる。


普段はまだいいけど、勉強の時はさすがに気が散る。


だから、どうしようかと考える。


「あっ、俺ん家は?」

「水沢ん家?急に行っても大丈夫?」

「親、二人とも仕事で帰り遅いから、気にしなくて大丈夫だよ」


俺の提案で、勉強会は俺の家でする事になった。