次の日――…


私は「学校に行く」と言ったが、二人に「休め」と言われ、寮にいる事にした。


だけど、昨日の上原くんにされた事を思い出しては泣くの繰り返しだった。


昨日のショックで、水沢くんの事は考えなかったし、女の人と一緒に居た事も頭から抜けていたんだ。


それからの私は、学校には行くけど、襲われた事を思い出す度に震えが止まらなくなる日が続いた。


その度、保健室へ行って過ごすようになった。


保健室の先生は物分かりのいい女の先生で、繭花と胡桃が私の事を話してくれていたおかげで、何も言われる事なく、保健室に居させてくれ、担任の先生とかに、上手いこと言ってくれていた。


そして、帰りは橘くんと一緒に帰っている。


私は不安定な状態が続いていた。