素直な気持ち~好きになってもいいですか?~

次の日――…


食堂に、朝ごはんを食べに来ない私を心配して、繭花と胡桃が部屋を訪ねて来た。


ごめん。

話せない。

今は、話したくない……


私が何も話さないから、二人は諦め


「とりあえず、学校行ける?」


私の様子がおかしいのに気付いている繭花は、心配そうに聞いてきた。


それに対して、私は頷く事が精一杯だった。


ごめんね、二人とも。

落ち着いたら、ちゃんと話すから……


私達は制服に着替え、学校に向かった。