素直な気持ち~好きになってもいいですか?~

「亜希……。いい?」


亜希の頬にそっと手をそえ、亜希をじっと見つめる。


「陸……」


亜希は俺の首に手をまわし、俺にキスをした。


その日、俺達は結ばれた……



でも、よく考えたら、俺の気持ちは伝えたけど、亜希の気持ちは聞いてなかったんだよな。


だけど、その時の俺は、その事に気付いていなかった。


というか、俺に身を委ねてくれたから、俺は亜希も俺と同じ気持ちなんだと勝手に思っていた。


それからも、受験勉強はもちろんしていたけど、何度も何度も亜希と肌を重ねた――…