素直な気持ち~好きになってもいいですか?~

「……わかった。じゃぁ、あそこで話そう」


亜希は駅の近くの噴水のある公園を指す。


そして、俺達は公園の中に入った。


“もう関わりたくない”


そう思っているのに。


俺、結局、亜希に弱いのかな……





俺と亜希は、噴水のふちに座る。


「話って何?」


俺はさっさと要件を聞いて、早く帰りたかった。


「ねぇ、陸……。私達、やり直さない?」

「はぁ?お前、何言ってんの?」


そう、俺が中学3年の時。


俺は亜希と付き合っていたんだ――…