素直な気持ち～好きになってもいいですか？～

そして、帰り道――…


結局、私達三人と五十嵐くんと水沢くん。


そして、同じく寮生活をしている橘くんも一緒に帰る事になった。


最近、、水沢くんと五十嵐くんと仲が良いから仕方ないのかもしれないけど……


橘くんと居ると、昔言われた事を思い出してしまう。


だから、一緒に居たくない。


帰り道、私はずっと橘くんを避け、繭花のそばに居た。


だからってのもあり、結局、水沢くんに話し掛ける事も出来ないまま、寮に着いてしまった。


「じゃぁ、また明日。バイバイ」


水沢くんは笑顔で手を振って、五十嵐くんと帰って行った。