執事の衣装を着る事に抵抗のなかった水沢くんと橘くんだけど、さすがにそれには嫌そうな反応をしていた。


あまり女の子と話さない五十嵐くんはもちろん嫌がっていたけど。


女の子は繭花や胡桃は大変だろうけど、私は関係ないから、


みんな大変だろうな。

かわいそう……


なんて思っていた。


「みんな頑張ってね!」


そんな私達に視線を向け、実行委員の男の子は笑顔で言った。


そんな事もあって、1日目からかなりの忙しさだった。