素直な気持ち~好きになってもいいですか?~

だから、こんなに緊張した感じの若菜ちゃんは久しぶりで。


俺の気持ちがバレているわけでもないし。


どうしたんだろう?


そう思いながら、若菜ちゃんの隣を歩く。


今日は俺も緊張しているから、会話も少ない。


しばらく歩いていると、公園の前を通りかかる。


「若菜ちゃん、公園寄っていい?」

「……うん」


俺達は公園に入り、ベンチに座る。


「あっ、ちょっと待ってて」


俺は立ち上がり、自販機にジュースを買いに行った。


やべぇ……、緊張する。

なんて言ったらいいのかわかんねぇ……


俺の緊張はピークに達していた。


だけど、若菜ちゃんを待たせている。


俺はレモンティーとコーヒーを買って、若菜ちゃんの元へ戻った。