素直な気持ち~好きになってもいいですか?~

そして、一つの封筒を取り、中のカードを取り出す。


そのカードには……



“彼女もしくは好きな人をお姫様抱っこしてゴールする”



よしっ!


俺はその場で小さくガッツポーズをした。


俺は今日、若菜ちゃんに告白をする。


そう決意し、若菜ちゃん目指して走った。


周りの騒がしさなんて気にならない。


それ以上に、俺の心臓ドキドキしていた。


「若菜ちゃん!」


俺は若菜ちゃんの名前を呼び、そして、若菜ちゃんの腕を引っ張る。


「ちゃんと掴まっててね」


若菜ちゃんに向かってにこっと笑うと、俺はそのまま若菜ちゃんをお姫様抱っこした。