帰り道――…
寮までの道のりを、若菜ちゃんとならんで歩く。
だけど、教室を出たからずっと俯いている。
それに、ずっと黙ったまま。
俺が話し掛けると「うん」とか短い返事はしてくれるけど、話が続かない。
そんなに一緒に帰るのが嫌だったのかな?
「みんなでいる時と雰囲気違うね」
「えっ?」
「いや、なんかさ。さっきまでは元気に喋っていたのに、急に大人しくなったから……」
この事を聞くか迷ったけど、聞いてみた。
若菜ちゃんは一瞬顔を上げたけど、また俯いてしまう。
「私……、男の人と話すのが苦手で……」
若菜ちゃんは俯いたまま答える。
「えっ?さっき教室では後普通だったじゃん?」
「……話しかけてくれると、話せるんだけど……。自分からはちょっと……」
若菜ちゃんはそう言うけど、学校からの帰り道、俺が話し掛けても会話が続かなかった。
寮までの道のりを、若菜ちゃんとならんで歩く。
だけど、教室を出たからずっと俯いている。
それに、ずっと黙ったまま。
俺が話し掛けると「うん」とか短い返事はしてくれるけど、話が続かない。
そんなに一緒に帰るのが嫌だったのかな?
「みんなでいる時と雰囲気違うね」
「えっ?」
「いや、なんかさ。さっきまでは元気に喋っていたのに、急に大人しくなったから……」
この事を聞くか迷ったけど、聞いてみた。
若菜ちゃんは一瞬顔を上げたけど、また俯いてしまう。
「私……、男の人と話すのが苦手で……」
若菜ちゃんは俯いたまま答える。
「えっ?さっき教室では後普通だったじゃん?」
「……話しかけてくれると、話せるんだけど……。自分からはちょっと……」
若菜ちゃんはそう言うけど、学校からの帰り道、俺が話し掛けても会話が続かなかった。

