話すか迷ったが、繭花に隠すのは無駄だと思い、私は今の正直な気持ちを話す事にした。
「私もわかんない……。ただ、水沢くんと一緒にいると楽しいの。それに……、水沢くんに“可愛い”って言われると、嬉しいし……」
「じゃぁ、さっき橘に『綺麗になった』って言われてたでしょ?それは嬉しかった?」
繭花は私をまっすぐ見つめる。
「ううん。ムカついた。昔、あんな事言ってたくせに、何言ってんの?って思った」
「って事は、嬉しくなかったって事でしょ?」
私は頷く。
「ふふっ、若菜は陸くんの事が好きなんだよ」
それまで黙ってケーキを食べていた胡桃はにこっと笑って私を見る。
「私もわかんない……。ただ、水沢くんと一緒にいると楽しいの。それに……、水沢くんに“可愛い”って言われると、嬉しいし……」
「じゃぁ、さっき橘に『綺麗になった』って言われてたでしょ?それは嬉しかった?」
繭花は私をまっすぐ見つめる。
「ううん。ムカついた。昔、あんな事言ってたくせに、何言ってんの?って思った」
「って事は、嬉しくなかったって事でしょ?」
私は頷く。
「ふふっ、若菜は陸くんの事が好きなんだよ」
それまで黙ってケーキを食べていた胡桃はにこっと笑って私を見る。

