「あ゙ぁぁ!思い出しただけでも腹が立つ!!」


私の話を聞いた繭花は怒り出していた。


「ま、繭花。落ち着いて」


そんな繭花を私はなだめる。


「繭花……、ありがとうね。それと、心配かけてごめん。
私……、橘くんや絵理ちゃんに言われた事、気持ちも落ち着いたと思ってたんだけどなぁ……。やっぱり会うとダメだね……。昔の自分の気持ちに戻っちゃった」


そんな私を見て繭花は


「今日は一緒に寝よう。おいで」


と笑顔で言って、私のベッドに入る。


私もベッドに入ると、繭花は私の手を握ってくれた。


それに安心して、その日は眠りについた――…