素直な気持ち~好きになってもいいですか?~

だけど、水沢くんは人気者。


例え、人気者じゃなかったとしても、私なんか相手にされるわけがない。


私なんかの事なんて、好きなってくれる人はいない。



それに……


もう、好きな人からあんな事、言われたくない。


もう……、


あんな思い、したくない……



だから、水沢くんの事は、好きとかそんなんじゃない。



そんな事を考えていると


「ほらっ、ボーッとしてないで行くよ!」


繭花に肩をポンッと叩かれ、私はハッとする。


そして、私達は花火大会の会場を目指した。