君の声


私は耳が聞こえないと言うことが理解できなかった。

まぁあの年で理解しろと言われてもできるはずがないのだ。

「佐々木和音(ささきかずね)って言うんよ。仲良くしたってなぁ~。」

その子のおばあちゃんがそう言った。

仲良くしろと言われても耳が聞こえない人とどう仲良くしたらいいのか全くわからなかった。

ただ、私は、和音と仲良くなりたくて仕方がなかった。