野球をする上で絶対にはずせない言葉がある。それは、甲子園。この物語は1年半ケガをしていた主人公光田隼人が仲間とともに、甲子園を目指す物語である。
成功学園は神奈川県にある公立の高校だ。ここには部員数100人を越える野球部がある。そんな野球部に朗報が、入った。
「おいアイツケガ治ったらしーぞ」「え、まじ隼人がこれで今年こそ・・・・・ウチが甲子園だ」てな会話が繰り広げられていた。
1方そのころグラウンドでは......
ミンナ集まれと監督の大沢から声がした。
ちなみにこの大沢は神奈川県屈指の名監督であるが、ルックスがメタボ体型しかもハゲ頭であるため選手の間でも、ネタにされているようだ。
「新入部員のしょうかいをする。では、頼むぞ。」と大沢が言った。すると右に立っていた坊主で長身の男が、こう言った。「阿久津高校から転校してきました非川です。宜しくお願いします。」と非川が、言った。
阿久津高校この名を聞いて驚かないものなどいなかった何故なら阿久津高校は、秋田県屈指の強豪校今では甲子園の顔となっていた。
そして5時間の授業が終わり、午後練が始まった。
そして同時刻ブルペンでは、「午後練まで、俺のセリフが無いってどういうわけ、俺様は、主人公だぞ、vipなんだぞ」と喚く破天荒な男が、いた。その男こそが、我らが主人公光田隼人だった。そしてその光田の球を受けるキャッチャーが、無造作ヘアで甘いルックスの光田に対して、鋭利かつ鋭い眼光の超頭脳派キャッチャー香山利彦だ。この2人のバッテリーで中学時代は、全国制覇を成し遂げた。
そしてそれは、練習後の事だった。ブルペンを後にした光田は、非川に1打席勝負をする提案をし非川承諾する形でそれは、始まった。
内心では、非川も全国制覇をした、光田が気になっていたので逆に非川の闘志を燃やす結果になった。
光田の持ち球は、ストレート、高速スライダー、スクリューボールそしてストレートの最高球速は、150キロを誇る1年半のブランクを感じさせないようなピッチャーだ。
そして非川に対しての1球目ど真ん中にストレート非川は、楽勝だといい放ちバットを振ったがそうも行かなかった。何故ならば非川の目の前でストレートが加速したからだ。このストレートを別名ジャイロボールという。そして非川は、ジャイロボールと、変化球に翻弄され三振に倒れた。
そしてチームに練習試合の知らせが入った。