焦っているはずなのに、何故かこういう時私は冷静な判断で行動をとってしまう。



必要最低限の物を持ち、ここら辺にあり、一番近い産婦人科へと向かった。




「花江さーん、花江 日和さん、どうぞ」


「はい」





病室に呼ばれ、色々と質問をされた。

そして、とうとう―――





「じゃあ、お腹の中、見てみようか」


「…はい」





私は、近くにあるベッドに横になる。





「じゃあ、少しヒヤッとするかもしれないけど、我慢してね」


「はい」