「・・・お姉ちゃんが憎い??」 凛とした琴音の声が、俺の頭に響いた。 俺は、琴音を見た。 彼女は小さく笑っていた。 とてもとても・・・冷たい笑みで。 「・・・お姉ちゃんが、憎いんでしょう?? そのことを秘密にしていたお姉ちゃんが・・・お父さんと浮気してたお姉ちゃんが、憎いんでしょう?? 裏切られた気分なんでしょう??」 機械のような声だった。 こいつは・・・そこまで知ってて・・・。 「・・・だったら・・・おねえちゃんにも傷ついてもらわなきゃ、フェアじゃないと思わない??」