大きな声で、そう叫ぶ。 そして懇親の力で親父を睨みつけた。 そうでもしないと、ずたずたに心が引き裂かれそうだった。 自分が壊れてしまいそうで、怖かった。 親父は、何も言わなかった。 ただじっと俺を見つめた。 俺は、親父に背を向ける。 後ろから、扉が開いて、閉まる音がした。 振り向かなくても、親父がどんな顔で部屋を出て行ったのか、痛いほどに分かった。 ・・・ごめん。 心の中で、そう呟く。 それが、今俺が親父に出来る、せめてもの償いだった。