重い上半身を、どうにか起こす。 彼女の右手を、さっきよりも少し強く握った。 そして、そのまま唇を合わせる。 彼女は、驚いているようだった。 ただ何も出来ずに、その場にぽかんと座っている。 「確かに・・・傷つけられるのは怖い。 だけど、それ以上にあなたが欲しい」 その言葉に、嘘はなかった。 俺は、彼女をベットに押し倒した。 そして、何度も何度もキスをする。 彼女は拒まなかった。 ただ、ゆっくりと目をつぶった。 雨の音がする。 彼女の滑らかな頬を、一筋の涙が滑り落ちた。