「人妻って、言うなよ」 俺の怒り具合に少しビックリした顔を見せたものの、巧が笑って「へいへい」と返事をする。 「・・・睦月、お前そろそろハッキリさせろよ??」 ジュースのストローを口に咥えたまま、巧に目線を合わせる。 巧は、こっちを見ていたなかった。 持っていた、公売で一番人気の焼きそばパンを、ジッと見つめていた。 「・・・ハッキリ・・・??」 「お前、本当にこのままでいいと思ってんの??」 「それは・・・」 そう問われて、口ごもる。