「・・・俺ら・・・友達だっよな?? どんなことでも言い合える、親友だったよな?? ・・・俺が、お前を裏切った事あるか?? ・・・見たんだよ、あの日俺は。 お前と・・・琴音がキスをしたところ・・・琴音の家に入っていったところを・・・。 それでもまだ、誤魔化す気か??」 逃れる事の出来ない視線。 そのあまりにも鋭い視線に、俺は視線を逸らす。 視線を逸らす事が、どんなことを意味するのか分かっていた。 けれど、逸らさずにはいられなかった。 「・・・分かった。お前の事はよく、分かったよ」