「ちなみに、今日は何を受ける?」

「ああ、今日は生物学を受けようと思いまして」

ここの学校の授業は選択式。

生物学、戦闘術、数学、家庭応用学と、その他もあったりする。

全部の授業を受ける事なんて出来やしない。

「じゃあ、俺は戦闘術」

「またですか、君それ何れだけ気に入ってるんですか」

「だって、こっちの方が楽だしぃー」

戦闘術ほど楽な授業は無い。

1年級生からずっと高成績だ。

「綾流は全然運動無理だもんなー」

「頭脳派なら、戦場に立たなくて良いので平和です」

戦場、というのはworldspeakerを狙って他国が攻めこんで来るときに
戦争が起こる。その時だけここは戦場になる。

最もworldspeakerを壊すことは出来ない。

無能な国々が無駄に戦争を起こしたところでなにも変わらないというのに。

その時worldspeakerを守るために配属される『speakerkeydownderman』略して『スピーキーマン』。

あらゆる武器を使いこなし、あらゆる戦術を使う。