いじわるな君。

野活から数日たって、あと一週間で
夏休みに入ろうとしている時。
なぜか私は流星に避けられているような
気がしていた。

「ねぇ、なぎ。うちね、なんか流星に
避けられてる気がするんだけど気のせいかな。」

「うーん。。それがね、なんかクラスのほとんどの人が葵が松方君の事好き
ってことを知ってるみたいで…。」

「え!?なんで?なぎとほのかちゃん
以外言った覚えないのに!」

「え!?葵、まさかほのかちゃんに
言ったの?」

「え、うん。」

「だからだよーほのかちゃんほど口が軽い人はいないよ。」

「だからか…」

ほのかちゃんは違う小学校だったんだけどすごく有名で知らない人はいないくらいだった。
可愛くて性格もいいって聞いたから
「好きな人だれっ?」って聞かれた時につい答えてしまった。
それが原因だったのか。
じゃあ、流星が避けてる理由って…
私が流星の事好きってことを知ってるからなの!?

それだったら、私は流星に嫌われてるってことじゃん。
もう、希望はないってことじゃん。