翌日私は松方 流星に話しかけてみた。

「ねぇねぇ!名前なんていうの?」
知ってるけど聞いてみた笑

「松方 流星。」

なんだこいつ。愛想悪っ。

「そーなんだ!流星って呼んでいい?」

「ぅん。いいよ。お前名前は?」

「藤田 葵だよ。ちなみにこっちは
中倉 なぎ。」

《葵っ!いいよっ!私のことは…。》
なぎが小声で言ってきた。

《大丈夫だって!》

「じゃ、仲良くしようね。流星。」

「お、おう…。」

なんだあの返事の仕方は。笑
んま、いいや。
なぎの恋を応援するだけだし。

「なぎ〜!頑張れー!応援してるぞい。」

「このドSめ…」

そう。私は究極のドSであるのだ。
本当に仲良い子だけにねっ!

それから数日たって…
ずっと流星のことを見ていた(←なぎのためにね。)私はなんだか流星のことが
気になってきて。。

「葵…。もしかして松方君のこと
好きになっちゃった?」

「えっ?いやいやいや!そんなこと
ないし!なぎのために観察してるだけだよ。アハハ…。」

どうしよう。明らかに動揺してしまった。
なぎはめっちゃ不安そうな顔してるし…

「ほんとに大丈夫だって!」

「ほんと?」

「うん!もちろん!」

あぁーどうしよ。
…ん!?どうしよ。ってなに?
まさか私、ほんとに流星の事
好きになっちゃった!?