「遥斗せんぱっいぃ…」 「……」 「離せぇぇい!」 「……」 「ぐぬぬ…」 「……」 「はぁ、はぁ…」 どんだけ強いんだ、この人は! 私が力を入れて引っ張っても、びくともしない。 結局、私は先輩の力に勝てるはずもなく。 諦めた私は、大人しく引っ張られて行くことにした。