が、しかし。 「クラスどこ…」 肝心のクラスを聞くのを忘れてしまった。 それにさっきから、先輩からの視線が痛いような… 上履きからして色の違う私は、かなり目立っていた。 ど、どうしよう!? 1回帰るべき…? それとも誰かに聞いたほうがいいのかな… 廊下で困り果てる私。 すると、後ろから声がかけられた。 「1年生の七瀬あおちゃんだよね?」 「は、はいっ!」 ん? 何でこの人は私の名前を知ってるの?