「っ…」 男の手によって顔を上げられる。 男の力は思ったよりも優しくて、一瞬何が起こったのか分からなかった。 この人誰… 「今井遥斗」 私の心を読んだかのように答える男。 日光に反射する茶髪に目を細めた。 よく見ると想像以上に整った顔立ちをしていて、思わず綺麗だと思った。 「2年か?」 「1年です…」 「後輩か」 どうりで知らないかと思ったら先輩らしい。