俺の前には横倒れているあおの姿。 何が起こったかなんて、嫌でもすぐに理解できた。 「あおっ!」 周りにいた人の叫びなんか聞こえないくらいで、俺は名前を呼び続けた。 なんでだよ。 なんで、俺を助けたんだよ… 一瞬、あおの表情が痛みなのか歪む。 何かを言おうとしているのに、その声が聞こえることもない。 「あお―――――っ!!」 お願いだから、神様。 助けてくれよ…