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『わぁ…』


なんていったって今日はクリスマス。


街はイルミネーションが輝いてるなか、所々に小さなクリスマスツリーまで立っていて。



幻想的な景色に、思わず感嘆の声が出た。




「…すごいな」

『うん、すごく綺麗…』



1年前に見た景色をまた見れるなんて、思ってもみなかった。




『遥斗…ありがとう』

「ん」


遥斗の腕が伸びてきて、私の頭を撫でる。