『…遥斗先輩と回りたかったぁ』 「はいはい、終わったよ」 『あ、ありがとー!千穂』 「んじゃあ、行くから」 『ばいばーい』 そう唸る私を早々に置いていき、役場につきに行った千穂。 手鏡を見ればそこには、真っ白いワンピースを着たいかにもお化けの私があった。